ラファエルさんが受けた植毛施術当日の全工程|痛みの程度や術後の様子も紹介

ラファエルさんが受けた植毛施術当日の全工程|痛みの程度や術後の様子も紹介

チャンネル登録者数170万人を超える人気YouTuberのラファエルさんが、東京植毛クリニックで自毛植毛手術を受けた様子を動画で公開し、話題になっています。

前回までの記事では、ラファエルさんが植毛を決意したきっかけやカウンセリング内容、そしてFUE法や株分け(株磨き)の重要性について解説しました。

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この記事では、ラファエルさんが受けた自毛植毛施術の全工程について解説します。

施術前の準備から、東京植毛クリニック自慢の広く清潔なオペ室、1,244株の植え込み、そして術後のラファエルさんの様子まで、時系列で詳しくみていきます。

自毛植毛施術当日の流れを知りたい方、痛みや術後の様子が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

ラファエルさんの植毛施術当日までの準備

ラファエルさんの植毛施術当日までの準備

自毛植毛手術はカウンセリングを受けた直後に受けられるわけではなく、事前準備がいくつか必要です。ここでは、ラファエルさんが施術当日までに行った準備についてみていきます。

植毛の施術前には必ず血液検査を実施

東京植毛クリニックでは自毛植毛手術の前には必ず血液検査を行います。血液検査の主な目的は次の2つです。

1.手術可能な健康状態かを確認する
肝機能や腎機能、血液の凝固能などをチェックします

2. 感染症の有無を確認する
B型肝炎やC型肝炎、HIVなどの検査を行います

それぞれの目的について、詳しくみていきましょう。

1.手術可能な健康状態かを確認する

麻酔薬を安全に代謝できるか、出血が止まりにくい体質ではないかなどを事前に調べます。動画内でも山本院長が「麻酔の量をどのぐらいにするかなど、手術の作戦を立てるために大事」と説明していたように、患者様一人ひとりに最適な麻酔の量を判断するうえで、血液検査の結果は重要な指標です。

2. 感染症の有無を確認する

B型肝炎やC型肝炎、HIVなどの感染症があると、手術の際のリスク管理や使用する器具の取り扱いがより厳重になります。患者様の安全はもちろん、医師やスタッフへの感染を防ぐためにも、事前のチェックが徹底されています。

海外など一部のクリニックでは血液検査を省略するケースがありますが、安全性を重視するなら血液検査を行うクリニックを必ず選びましょう。

血液検査を受けるタイミングの目安は施術の1〜2ヶ月前

血液検査を受けるタイミングは、施術の1〜2ヶ月前を目安として推奨しています。

実際にラファエルさんも、8月にカウンセリングと血液検査を受け、実際に自毛植毛施術を受けたのは10月でした。この期間に施術に向けたスケジュール調整や体調管理、心の準備を整えることができます。

どうしても早く施術を受けたいという場合は、最短で施術の1週間前に採血を行えば、対応できる場合もあります。ただし、検査結果に何らかの異常が見つかった場合、再検査や追加の検査が必要になる可能性も考慮すると、やはり1〜2ヶ月程度の余裕を見ておくのが理想的です。

白髪の場合は施術前日に黒染めが必要

白髪が多い方の場合、施術前日までにドナー採取部周辺の髪を黒染めするよう指示されます。これは、自毛植毛の重要な工程である株分け(株磨き)作業の精度を高めるためです。

自毛植毛施術では、後頭部から株を採取し、それを株分け(株磨き)作業で仕分けていきます。この株分け(株磨き)作業では、顕微鏡を使って1株ずつ丁寧に確認しながら、1本毛、2本毛、3本毛と分類していきます。株分け(株磨き)作業の際、黒い髪は白い頭皮とのコントラストがはっきりしているため、毛根の位置や状態を正確に視認できます。

一方、白髪は顕微鏡で見ると半透明に近く、頭皮と見分けがつきにくいため、株分け(株磨き)作業の難易度が上がってしまいます。

大切な株を無駄なく安全に移植するためにも、施術前の黒染めは大切です。

ラファエルさんも白髪が多い髪質のため、施術前日に黒染めを行ってもらいました。

東京植毛クリニックがこだわる広く清潔なオペ室

東京植毛クリニックがこだわる広く清潔なオペ室

東京植毛クリニックでは、施術の完成度を可能な限り高められるよう、オペ室には特別なこだわりを持っています。ここでは、東京植毛クリニックのオペ室の広さが自毛植毛の完成度にどう影響するのかをみていきましょう。

東京植毛クリニックのオペ室は他院の約2倍の広さ

東京植毛クリニックのオペ室は、一般的な日本の植毛クリニックと比べて約2倍の広さを誇ります。

この広さを確保している最大の目的は、自毛植毛の完成度に直結する株分け(株磨き)を、衛生管理が徹底されたオペ室で実施するためです。

株分け(株磨き)は、採取した株を顕微鏡で1つずつ確認しながら株を分類・整形する作業です。この作業を手術を行う清潔なオペ室で行うことで、感染リスクを抑えつつ、採取した株の状態を良好に保てます。

一方、多くのクリニックではコストやスペースの都合から、株分け作業をオペ室とは別の部屋で行ったり、株分け作業自体を省略するケースもあります。

オペ室の広さで株分け(株磨き)が行われているかが分かる

オペ室の広さを見れば、そのクリニックが株分け(株磨き)作業を重要視しているかどうかが分かります。オペ室が狭いクリニックの場合、株分け(株磨き)を簡略化、もしくは省略している可能性が高いです。

株分け(株磨き)は、高い技術と集中力が求められる工程です。株分け(株磨き)作業を適切に行うには、次のような環境が必要です。

・顕微鏡を並べるスペース

・株分け(株磨き)専任スタッフが複数人座れる作業台

・採取チームと株分け(株磨き)チームが同時に動ける動線

オペ室の広さは、クリニックの人件費のかけ方=自毛植毛手術の質へのこだわりを判断する、一つの基準になります。

ラファエルさんの植毛施術当日の流れ

ラファエルさんの植毛施術当日の流れ

事前の準備を終え、いよいよ施術当日です。当日の施術の流れを知っておくと、施術全体のイメージがより具体的になります。ここでは、ラファエルさんが実際にどのような流れで植毛手術を受けたのか、当日の様子を時系列でみていきましょう。

術衣に着替えてデザインの最終確認

術衣に着替えてデザインの最終確認

クリニックに到着後、まずは術衣(手術用の服)に着替えます。

このとき、術衣の下には何も着用しないのが望ましいとされています。服を着脱する際に頭皮に触れてしまい、移植した株を傷つけてしまうリスクを避けるためです。施術当日は、前開きのシャツなど、頭を通さずに着替えができる服を準備しておくと、帰宅時も安心です。

術衣に着替えた後、医師がデザインの最終確認を行います。カウンセリング時に決めた生え際のラインや植毛範囲を、マジックで頭皮に直接描いていきます。動画ではデザインが描かれることで、ラファエルさんの薄毛の状態が改めて明確になっていました。

一度植毛するとデザインの変更は難しいので、ここで妥協せずに納得できるまで調整してもらいましょう。

オペ室でドナー採取・株分け(株磨き)作業

オペ室でドナー採取・株分け(株磨き)作業

デザインの最終確認を終えると、ドナーを採取する後頭部の毛をバリカンで刈ります。ラファエルさんは1,244株を採取するため、後頭部の広範囲を刈りました。

髪を刈り終えたらオペ室へ移動し、うつ伏せの状態でドナー採取を開始します。FUE法では直径約1mmのパンチという器具を使い、毛根を1株ずつ丁寧に採取していきます。

ドナーの採取作業は2~3時間ほどで、採取が終わると一旦休憩を挟みます。ラファエルさんは、休憩時間中にパソコンで作業をするなど非常にリラックスした様子で、「特に痛みもない」と語っていました。植毛施術は局所麻酔と静脈麻酔を併用しているため、採取中も痛みはほとんど感じません。

ラファエルさんが休憩している間、専門スタッフは採取した1,244株の株分け(株磨き)作業を進めます。顕微鏡で一つひとつ丁寧に確認しながら、1本毛、2本毛、3本毛と分類し、移植しやすい状態に整えていきます。

植毛施術スタート|移植範囲へ1本ずつ丁寧に植え込む

植毛施術スタート|移植範囲へ1本ずつ丁寧に植え込む

約10分ほどの休憩後、後半の植毛施術の開始です。ここからは前半とは逆に仰向けの体勢になります。

医師が、株分け(株磨き)された株をデザインに従って1つずつ丁寧に植え込んでいきます。生え際は1本毛で繊細で自然なラインを作り、中間部には2本毛、頭頂部には3本毛を使用し、密度とボリュームを出していきます。毛穴の角度や髪の生え癖なども考慮しながら進める非常に精密な作業です。

植え込み作業も数時間かかりますが、この間も麻酔がしっかり効いているため、患者様は痛みを感じることなくリラックスして施術を受けられます。

すべての株を植え終えたら、手術は終了です。

ラファエルさんの植毛施術直後の様子

ラファエルさんの植毛施術直後の様子

自毛植毛手術を終えた直後の状態は多くの方が気になるところでしょう。ここでは、ラファエルさんの術後の様子と、クリニックで受けるアフターケアについてみていきましょう。

施術直後は赤みと出血が目立つも「痛みは全くない」

植毛手術を終えると、ドナーを採取した後頭部は出血を抑えるためにガーゼで覆われ、株を植え込んだ生え際や頭頂部は、手術の影響による赤みが目立ちます。

見た目からは少し痛々しい印象を受けるかもしれませんが、ラファエルさんは非常に元気で、「痛みは全然ない」と驚いた様子でした。

これは手術中に使用した麻酔がまだ効いているためです。静脈麻酔の効果でリラックスし、局所麻酔が痛みをしっかりとブロックしています。麻酔が切れた初日の夜は少し痛みが出るかもしれませんが、多くの場合、処方される痛み止めで対処できます。

手術直後の患者様の体感としては「思ったより楽だった」というケースが多く、ラファエルさんの様子からもそれがよく伝わります。

洗髪方法とアフターケアの説明を受ける

手術が終わると、術後の過ごし方や今後の経過について詳しく説明します。

術後の頭皮は非常にデリケートな状態のため、次のようなやり方で洗髪してください。

1.植毛部分にベビーローションを塗ってふやかす

2.炭酸シャンプーをよく泡立て、その泡を乗せるようにして優しく洗う

3.かさぶたが自然に取れてきたら、炭酸シャンプーのみで洗う

4.約1ヶ月を目安に、低刺激の肌に優しい市販のシャンプーに切り替える

手術当日は洗髪できないため、翌日からこの方法で髪を洗いましょう。

今後の植毛経過の説明を受けて帰宅

最後に、今後の経過についても詳しく説明します。

術後に多くの方が経験するのが「顔の腫れ」です。これは手術で使用した麻酔液が、重力の影響で顔側へと移動することで起こる現象で、通常は術後1週間程度で自然に治まります。

また、手術当日の夜は、後頭部の痛みや違和感、慣れない体勢での就寝などで少し寝苦しさを感じることがあるかもしれませんが、翌日以降からは痛みもほとんどありません。

さらに、術後1〜3ヶ月頃に移植した毛や周囲の既存毛が一時的に抜け落ちる「一時的脱毛」や「ショックロス」が起こること、そしてその後、新しい髪が本格的に生え始める「発毛期」が訪れることなど、長期的な経過についての説明を受けると、全ての工程が終了となり、帰宅となります。

まとめ|快適なクリニック環境と丁寧な手技が、安心して任せられる植毛を実現する

この記事では、人気YouTuberのラファエルさんが受けた自毛植毛施術当日の全工程を詳しく解説しました。

この記事のポイント

・施術前には血液検査、白髪が多い方は黒染めが必要

・東京植毛クリニックのオペ室は一般的なクリニックの約2倍の広さ

・オペ室の広さは、株分け(株磨き)を丁寧に行っているかの判断基準になる

・施術は、デザイン確認・ドナー採取・株分け(株磨き)・植え込みの順で進む

・ラファエルさんは手術の痛みについて「痛みは全くなかった」とコメント

・術後は洗髪指導とアフターケアの説明を受けて帰宅

施術前の血液検査から始まり、白髪の黒染め、広く清潔なオペ室での施術、そして丁寧な株分け(株磨き)作業など、東京植毛クリニックではすべての工程にこだわりがあります。

特に注目したいのが、株分け(株磨き)作業へのこだわりです。多くのクリニックが省略しがちなこの工程を、自毛植毛において最も重要な作業と位置づけているため、広いオペ室で専門スタッフが顕微鏡を使って1株ずつ丁寧に仕分けています。

東京植毛クリニックでは、快適な環境と医師・スタッフの丁寧な手技によって、患者様が心から安心して任せられる自毛植毛を提供しています。

施術当日の流れや痛みについて不安をお持ちの方は、ぜひ一度無料カウンセリングでご相談ください。