【植毛の経過】いしだ壱成さんの植毛直後〜2ヶ月目「かさぶたと抜け毛」

【植毛の経過】いしだ壱成さんの植毛直後〜2ヶ月目「かさぶたと抜け毛」

自毛植毛を受けた芸能人と聞いて、まず最初に浮かぶのは「いしだ壱成さん」ではないでしょうか。

いしだ壱成さんが自毛植毛によって劇的な変化を遂げる姿は、薄毛で悩む多くの方に勇気と希望を与えています。

その一方で「自分もやってみたい」と思いながらも、手術直後の経過に不安を感じる方も少なくありません。

この記事では、自毛植毛に関する不安を解消するため、いしだ壱成さんの事例をもとに植毛直後から2ヶ月までの経過を紹介します。

赤みやかさぶたが目立つ初期段階から、一時的脱毛が始まるまでを時系列で解説し、「回復のステップ」を明らかにしていきます。

自毛植毛後1週間の経過|頭皮の赤み・かさぶた

自毛植毛後1週間の経過|頭皮の赤み・かさぶた

自毛植毛後、最初の1週間は頭皮の状態が大きく変化するため、不安を感じやすい時期です。

ここでは、手術直後から1週間で頭皮がどのように回復していくのかをみていきましょう。

植毛部位のかさぶたと頭皮の状況

いしだ壱成さんの植毛部位を見ると、かさぶたと赤みが確認できます。

この赤みやかさぶたは、手術による炎症や内出血、毛を移植するために開けた穴からの出血などによるもので、体が正常に回復しようとする過程で誰にでも起こる反応です。

見た目は少しグロテスクに感じるかもしれませんが、これらは時間と共に徐々になくなっていくため、過度に心配する必要はありません。

かさぶたが取れてくるタイミング

自毛植毛手術後のかさぶたは、一般的に術後10日から2週間ほどで自然に剥がれ落ちていきます 

いしだ壱成さんの場合も、この期間で徐々にかさぶたが取れていきました。

かさぶたは無理に剥がすと、定着しかけている大切な移植毛まで一緒に剝がれてしまうリスクがあるため、決して自分で無理に剥がしてはいけません。

クリニックの指示に従い優しく洗髪を続けていれば、かさぶたは移植毛を頭皮に残したまま自然とポロポロと取れていくので、気になるからとかさぶたを掻かないように注意しましょう。

ドナー採取部分の回復

自毛植毛手術では移植元となる毛髪を「ドナー」と呼びます。

いしだ壱成さんのドナー採取部分(後頭部)は、術後1週間ほどでほとんど目立たない状態まで回復しており、植毛に詳しい人がよく見なければどこから毛を採取したのか分からないような見た目になっています。

これは、後頭部の髪の毛が密度も太さもしっかりしているため、少し髪が伸びるだけで採取した部分がうまく隠れてしまうからです。

植毛した部分だけでなくドナー採取部分の見た目を心配される方も多いですが、いしだ壱成さんの経過を見ても分かるように、日常生活において周囲に気づかれることはほとんどないと言えるでしょう。

自毛植毛後3週間〜1ヶ月の経過|頭皮の回復・抜け毛の始まり

自毛植毛後3週間〜1ヶ月の経過|頭皮の回復・抜け毛の始まり

植毛後3週間から1ヶ月が経過すると、頭皮の状態は徐々に回復し、かさぶたや赤みが落ち着いてきます。しかし、同時に多くの人が不安に感じる「一時的脱毛」と呼ばれる抜け毛が始まる時期でもあります。ここでは、1ヶ月経過後の頭皮の状態と一時的脱毛についてみていきましょう。

頭皮の感覚が髪の毛のある頃に戻りはじめる

術後1週間後と比較すると、1ヶ月も経つ頃には頭皮は手術前の状態に近い綺麗な状態まで回復します。

この頃にはかさぶたも取れ、一見すると手術の痕跡が分からないように見えますが、頭皮の赤みが残っているケースが多いです。

いしだ壱成さんもかさぶたは綺麗に取れていますが、頭皮はまだ赤みが少し残っていました。

また、この時期から頭皮の感覚も戻り始めます。

植毛手術後しばらくの間は、麻酔の影響や手術による神経への影響で、植毛部分の頭皮の感覚が鈍くなるのが一般的です。しかし、術後3週間から1ヶ月もするとその鈍い感覚が徐々に薄れ、髪の毛の存在を感じられるようになってきます

いしだ壱成さんもこの時期に髪の毛がある感覚が戻ってきたと報告していました。

ドナー採取部分の傷もほとんど目立たなくなる

術後1週間の時点でも目立たなくなっていたドナー採取部分ですが、1ヶ月も経てばさらに目立たなくなります。この頃になると周囲の髪の毛が伸びてくるため、ドナー採取部分の傷は、美容師でも見つけるのが難しいレベルになっているのがほとんどです。

いしだ壱成さんの場合も、ドナー採取部分は周囲の髪の毛に隠れるようになったため、社会生活していく上で特に傷を気にする必要はなかったといいます。

植毛後1ヶ月頃から植毛した毛が抜け始める

頭皮の状態もほとんど回復し安堵するのも束の間、多くの人が不安になる現象が始まります。それが「一時的脱毛」と呼ばれる、移植した毛の一時的な抜け毛です。

植毛手術によって頭皮に植え付けられた毛髪は、一度ヘアサイクルがリセットされるため、移植された毛は術後2〜3ヶ月後をピークに一旦ほぼ全てが抜け落ちます そして、毛根が頭皮にしっかりと定着し始める4ヶ月目あたりから新しい毛が生え始め、約1年かけて太く長く成長し、植毛が完成するのです。

いしだ壱成さんの場合、一般的なケースよりも少し早く、術後1ヶ月程で一時的脱毛が始まりました。「毛が抜ける時期が早過ぎるのでは?」と感じるかもしれませんが、その分、新しい毛が生え始めるのも早いのではないかという見方もできます。

個人差はありますが、一時的脱毛は誰もが通る道であり、経過が順調な証拠だと理解しておきましょう。

自毛植毛後2ヶ月目の経過|植毛部位と既存毛とのバランス

自毛植毛後2ヶ月目の経過|植毛部位と既存毛とのバランス

術後1ヶ月目から始まった一時的脱毛は、2ヶ月目に入るとさらに進行します。この時期は、見た目の変化も大きく、精神的にも少し辛抱が必要な期間です。ここでは、植毛後2ヶ月目に起こる変化と、この時期を乗り切るための工夫について解説します。

植毛をした毛が大量に抜ける時期に突入

いしだ壱成さんの経過からも分かるように、術後2ヶ月目は、移植した毛が大量に抜けていく時期です。

シャンプー時や起床時の枕元には抜け毛が目立つようになり、むしろ薄毛が進行しているように感じて不安がピークに達する方も少なくありません。

しかし、抜けているのはあくまで見えている髪の毛の部分だけであり、発毛を担う毛根は頭皮の奥でしっかりと生き残り、次の発毛サイクルに向けて準備を進めています。

この時期を乗り越えれば、あとは新しい髪が生えてくるのを待つだけです。

既存の髪の毛は成長中

一時的脱毛によって移植した毛が次々と抜けていく一方で、元々生えている既存毛はこれまで通りのサイクルで成長を続けています。いしだ壱成さんの場合も、植毛部分以外の髪の毛はいつもと変わらず普通に伸びていきました。

そのため、植毛部分と既存毛の間に長さの差や密度の差が生じやすくなります。特にM字部分や生え際に植毛した場合、前髪部分だけが薄く見えてしまい、全体のヘアスタイルが不自然になることがあります。

この時期をどう乗り切るかが、術後のQOL(生活の質)を左右するポイントになるでしょう。

植毛部位と既存毛を違和感なく見せる方法

一時的脱毛が起こっている期間は、伸びてきた既存毛と毛が抜けてしまった植毛部分との長さや密度の差がでるため、ヘアスタイルの調整が非常に重要になります。

一時的脱毛の期間は、既存毛を植毛部分に会わせて短くカットし、全体の長さをキープすると良いでしょう。

いしだ壱成さんのように、全体を短めの坊主スタイルやベリーショートに保つと、植毛部分の薄さが目立ちにくくなります。新しく生えてくる毛も最初は細い産毛なので、既存毛を短くしておくと、新しく生えてきた毛と馴染みやすくなり、見た目の違和感も最小限に抑えられます。

このように全体の髪の長さを短く保つように心掛ければ、自然な見た目を維持し、精神的なストレスを減らせるでしょう。

自毛植毛2ヶ月までの経過動画

いしだ壱成さんの自毛植毛2ヶ月までの詳細な経過は動画でも紹介しています。

ぜひ動画でもチェックしてみてください!

【Q&A】いしだ壱成さんの自毛植毛直後から2ヶ月後の経過から気になるポイント

いしだ壱成さんの植毛2ヶ月後の経過から、様々な疑問や不安が浮かんできた方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、いしだ壱成さんの植毛直後から2ヶ月の経過で気になる点や疑問についてをQ&A形式でお答えします。

Q.植毛部分の頭皮の感覚が鈍いのは大丈夫?

A. はい、問題ありません。

術後数週間から1ヶ月程度、植毛した部分の頭皮の感覚が鈍くなるのは一時的に起こる症状の可能性が高いです。これは、手術の際に使用する麻酔の影響や、手術によって皮膚の細かい神経が一時的に切断されるために起こります。身体の回復と共に神経も再生していくため、感覚は徐々に、そして自然に回復していきます。 

ただし、数ヶ月経っても感覚が全く戻らない、あるいは痛みやしびれが続くといった場合は、念のため手術を受けたクリニックへの相談をおすすめします。

Q.2ヶ月目で抜け毛が多いのは失敗?

A. いいえ、むしろ順調な証拠です。

植毛後1〜3ヶ月の間に起こる「一時的脱毛」は、植毛が失敗したから起こるのではありません。これは、移植された毛根が新しい髪の毛を生やす準備を始めるために起こる正常なプロセスです。この抜け毛の後に丈夫で健康な新しい髪の毛が生えてきます。

植毛経験者は誰もが経験するプロセスなので、焦らず、新しい毛が生えてくるのを待ちましょう。

Q.植毛した毛が生えそろうのはいつ頃?

A. 一般的に、約1年が完成の目安です。

自毛植毛した毛が完全に生えそろうまでには、ある程度の期間が必要です。

術後4ヶ月頃から、新しい毛が少しずつ生え始め、術後6ヶ月頃から多くの方が髪の毛の密度や長さの変化を実感し始めます。最終的に移植した毛がすべて生え揃い完成するのは、術後1年から1年半後が目安となります。

焦らず、じっくりと髪の成長を見守りましょう。

まとめ|いしだ壱成さんの自毛植毛直後〜2ヶ月までの経過でわかる「回復のステップ」

今回は芸能人いしだ壱成さんの自毛植毛直後から2ヶ月までの経過を紹介しました。

いしだ壱成さんの自毛植毛直後から2ヶ月までの経過から、自毛植毛における「回復のステップ」が分かります。

・第1ステップ(〜2週間)
手術による赤みやかさぶたができる。かさぶたが自然に剥がれるのを待つ我慢の時期。

・第2ステップ(2週間~1ヶ月) 
頭皮が綺麗になり、鈍かった感覚も戻り始めるが、その直後から「一時的脱毛」が始まる。

・第3ステップ(1ヶ月~3ヶ月)
移植毛の抜け毛がピークになるため見た目的に最も不安になる時期だが、新しい毛が生えるために必要な準備期間。

・第4ステップ(4ヶ月以降)
新しい毛が少しずつ生え始め、変化を実感する時期。

自毛植毛は手術が終わればすぐに劇的な変化が現れるものではありません。
約1年という時間をかけて生えてくるのをじっくりと待つ、長期的な視点が必要な治療です。

いしだ壱成さんのように、その過程を正しく理解し、適切なケアと工夫をしながら乗り越えていきましょう。